MEMBER INTERVIEW
過程を楽しみ、仲間とゴールを目指す。
一戸 悠人
創業者
学生時代、フィリピンのクリオン島で気づいた、人と人とのつながりの中にある本当の豊かさ。その経験は、BUBが大切にする「過程を楽しむ」という考えにつながっています。変化の激しい時代に、どのような未来を描き、仲間と歩んでいくのか。創業者・一戸悠人が、仕事やキャリア、そしてBUBが目指すこれからについて語ります。
自己紹介
北海道登別市生まれ。大学在学中の2015年に世界一周を経験後、新卒でリクルートに入社。2018年にBUBを創業。千葉県・長生村にある廃校と出会い、“泊まれるテーマパーク” BUB RESORTをスタート。「きっかけが未来をつくる」というビジョンの下、国内外問わず新規拠点、新規事業を拡大。
過程を楽しむ
この考えの原点は、学生時代の旅にあります。フィリピンのクリオン島という島に行ったのですが、クリオン島はかつて、ハンセン病の人たちが隔離された島でした。私はボランティアとして家屋の修繕を手伝っていました。その生活の中で、島に住む彼らは歴史がどうであるかに関わらず、毎日心から楽しそうに生きていて、ボランティアに来た私たちに本当に優しく接してくれました。ただ、暮らしは決して豊かではないし、差別の歴史も残っています。
そんな中で私は、「豊かさとは?」と考えるようになりました。お金でも、モノでもなく、本当の豊かさは、「人と人のつながりの中にある」。クリオン島の島民と話す中で、頭ではなく体でそう分かったんです。
その後、BUBの仕事を続ける中で、この感覚はもっと腑に落ちていきました。何かを成し遂げること“そのもの”よりも、それに取り組む過程で生まれる、人との関係や信頼や憧れや感謝。あれこそが、人生の楽しさなんじゃないか。今はそう感じています。
私はずっと、人間は社会の中で生きていて、人生の目的は自己実現の先にある他者貢献や社会への価値提供だと考えていました。物質的な豊かさより、心の豊かさ。その考えは、今も間違っていません。
部活動で考えるとわかりやすいかもしれません。ボールをゴールに入れても、誰よりも早く長く走れても、その行為自体で直接生活が豊かになるわけではない。でも、仲間と本気で練習して、話し合って、試合で勝って嬉しい、負けて悔しい。それこそがスポーツの面白さですよね。BUBの事業も同じでした。最初は「アクティビティを面白くして、ゲストと一体になればもっといい体験になる」と考えていました。でも、むしろ逆でした。生み出すサービスも大事なのですが、それよりもサービスの営みを通じて生まれる人とのつながりこそが、本当の目的であり、価値であると感じているお客様が非常に多かったんです。ゲストと過ごす1泊2日。クルーやメンバーと、うまくいった・いかないを一緒にやる時間そのものが、サービスの価値なんだと気づかされました。
BUBの事業を始める前、自分が見てきた多くの仕事は、「今は大変で不幸せでも、将来のために踏ん張ろう」でした。例えば、大企業で下積みに耐えて、20年後に役職と退職金を得るとかですね。一方で、逆の考え方や生き方もあります。例えば旅をしながら暮らすような、「今は楽しいけど、将来は不安」とかですね。
BUBが目指す仕事、キャリアはそのどちらでもありません。BUBは、「今も楽しくて、将来も幸せ」。私にとっての幸せは、最高の仲間がいて、フラットに話せて、同じゴールに向かって日々成長しながら、その過程を楽しめること。しかもそのサービスが、売りたくないものを誰かに売りつけるんじゃなく、子供や家族に楽しんでもらうために自分らしく貢献するものであること。子供とアクティビティをやるのも、初めての地域で新しいリゾートを立ち上げるのも、「いつか報われるから」じゃなくて、その過程が本当に面白いんです。
前を向いて、仲間とゴールを目指す
昔と比べ今は、10年後がどうなるか本当にわからない。大企業が残っているかどうかも、正直わからない。だとしたら「今は我慢」を選んだ人は、今も不幸せ、未来も不幸せ、になる可能性があります。100年前、1926年は、初めて飛行機が海を渡って、車が走り始めた頃です。そこから世界大戦も、高度経済成長も、インターネットも、AIも来た。今後の変化を予測することは、まず不可能でしょう。だとしたら、特定のスキルより大事なのは、今と違う環境で、常に前を向いて走り続けられること。自分の価値観も、努力の仕方も、更新し続けられるかどうかです。
これから知的生産の多くは置き換わって、人はうんと自由になる。でも、どれだけ処理能力が上がっても、「こうしたい」というゴールを誰かが描かなければ、何も動き出さない。だから、誰かの心を動かすような、社会を前に進めるような、ポジティブな未来を描ける人が、いちばん価値を持つ時代になります。
だから、変化を楽しめて、自分の意思でゴールを掲げられる人は、BUBに入ったらすごく楽しめるはずです。
新卒で入った大手の会社は、正直すごく良い環境でした。それでも私が飛び出したのは、働くうちに「やりたいことが、自分でも抑えられないくらい明確になってしまった」からです。人生は、あと何回、本気の挑戦ができるか分からない。その有限な時間で、本当にやりたいことを後回しにすることの方が、私にはずっと怖かった。本当の安定は会社の“中”にあるんじゃない。変化に対応してゴールを描ける自分でいられるかどうか。私はそう考えています。
BUBは今第二創業期で、これから海外進出し、多様な仲間と新しいアイディアをどんどん形にしていきます。仲間と大きなワクワクするような目標を全力で追いかけたい。そう思う方は、ぜひ一度、会いに来てください。